AWS re:Post へ記事投稿機能が追加されました
いわさです。
AWS re:Post に記事投稿機能が追加されました。
利用にあたって前提条件や注意事項が結構あって使い方がわからなくなりそうだったので、情報を少しまとめておきたいと思います。
記事一覧
メニューに「Articles」が追加されています。
こちらから記事の一覧を参照することが出来ます。
記事のコンテンツも含め、re:Post にログインしなくても参照は出来ますし、Google のインデックスにも乗ってました。
URL でいうと以下となります。
コンテンツは様々な方が寄稿されているものなのでキャプチャでの展開を控えますが、コミュニティによる AWS に関する技術記事が掲載されています。
Article に関しては「コミュニティの専門家がベストプラティスを共有するため」という位置づけになっており、AWS からの技術記事は引き続き AWS ドキュメントやナレッジセンターなどへ投稿されるそうで、今後 Article に寄せていくという類のものでは無いようです。
re:Post へサインインしているユーザーであれば、各記事に対して投票と報告とコメントを行うことが出来ます。
投票
投票によって良いコンテンツが上位にあがり注目されやすくなります。
また、悪い投票の割合が多すぎる記事は、モデレーターによるレビューが入るそうです。
報告
スパムや冒とく的な内容などは「Flag」機能より報告を行うことが出来ます。
報告されると、モデレーターによって投稿がガイドラインに準拠しているか確認されます。
コメント
通常の Question & Answer と同様にコメントで執筆者とオープンなやり取りを行うことが出来ます。
コメント内容はレビューされずに投稿されるので、投稿前にコミュニティガイドラインへは必ず目を通しておきましょう。
投稿方法
本日時点で投稿は誰でも行えるわけではないようで、条件を満たすと投稿機能のロックが解除されるようです。
FAQ によると、条件は以下のいずれかを満たす必要があるようです。
- EXPERTであること
- Tier が Rising star 以上
自身の情報はメニューの「My Dashboard」を開き、以下から確認することが出来ます。
条件を満たしていると、記事投稿メニューが表示されるようになります。
投稿画面
投稿画面は以下のようになっています。
Question 作成画面とかなり似ていますね。
投稿にあたっていくつか注意点があります。
まず、公開前に記事は誰かによってレビューされるわけではありません。そのためコミュニティガイドラインに準拠しているか気をつけて投稿する必要があります。
ただし、内部的な仕組みまでは公開されていませんが、FAQ によると AI/ML によってスパムや冒涜的用語の検出メカニズムは導入されているそうです。
また、こちらも FAQ に記述されていたのですが AWS によって独自最良で re:Post から記事が削除される場合があるそうです。
タグは5つまで選択することが出来ます。
そしてトピックに関しては、選択したタグに応じて自動で判定されます。
コンテンツレベルは4種類から選択出来るのですが、現時点ではおそらくフィルターの用途にのみ使われているようです。
ポイント
Article に関連したポイント取得アクティビティが追加されています。
- Contribution Your article is published +20
- Contribution Your article is upvoted +1
- Contribution Your article is downvoted -1
誰かが記事を投稿した時に通知を受信する
記事が投稿された際に、通知を受信することが出来ます。
自分の気になったタグやトピックをフォローした状態で、「My Dashboard」の通知設定画面で通知を有効化しておくと、関連した記事が投稿された際に通知メールを受信することが出来ます。
ただし、本日時点では質問と記事でわけた設定は出来なかったので、対象タグやトピックの通知を有効化すると記事にみならず質問に関してもメールを受信してしまいます。現時点では re:Post 上では設定を分けることが出来ないのでメール受信側でフィルタリングが必要な感じです。
さいごに
本日は AWS re:Post で新たに使えるようになった記事投稿機能を見てみました。
以下、まとめです。
- AWSではなくコミュニティによる投稿の場所
- 投稿には条件がある、閲覧は条件なし
- 通知は質問と混在されるので注意
- コミュニティガイドラインよく読もう
- ガイドラインに準拠していない記事があった場合は投票か報告を
コンテンツ有りきだと思うのでまだこれからだと思いますが、気になるトピックやタグがあれば是非フォローしてみてください。